モラルハラスメント(モラハラ)でお悩みの方へ
東京渋谷法律事務所には、夫からのモラルハラスメント(モラハラ)を受けてお悩みの方、ご本人の友人・知人・親族の方がモラルハラスメントを受けているのではないかと心配されている方等がご相談にいらっしゃいます。
モラルハラスメントが問題となる一番の問題は、周囲から分かりにくいだけでなく、被害を受けているご本人でさえ気がついていないケースが多いということです。
しかし、ご相談にお越しになることで、被害から抜け出すための一歩が踏み出せます。
実は、モラルハラスメントで離婚するということは、決して簡単なことではありません。
特に、家庭内でおこなわれるモラルハラスメントは、第三者からは分かりにくいので、「証拠」がない場合も多いのです。だからこそ、調停や訴訟に備えて、法律の専門家である弁護士と共に、離婚に向けた準備をする必要があるのです。
東京渋谷法律事務所では、ご相談者の方が既に離婚を決意している場合であっても、時間をかけて周到な準備をすることをお勧めする場合もあります。
どのような方法が適切なのかは、夫婦が抱える事情によって異なりますし、特に、モラルハラスメントは様々な手段でおこなわれるので、ご相談者の方に合った対応というのが必要になります。
悩まれているのであれば、まずはご相談にお越しください。
「これはモラルハラスメントですか」というご相談も多くありますが、まずは、現状を専門家の目で把握する必要があるのです。
モラルハラスメント(モラハラ)について
モラルハラスメントとは、簡単に言うと、家庭内におけるいじめのようなものです。具体的には、精神的暴力や嫌がらせのことを指します(モラルハラスメントを行う夫をモラハラ夫と呼ぶこともあるようです)。
ドメスティックバイオレンス(DV)とは違い、実際に暴力を振るうわけではないのですが、言葉や行動、態度によって相手に精神的苦痛を与えます。
東京渋谷法律事務所に相談に来る方の中にも、モラルハラスメントの被害者がいらっしゃいます。
実際にモラルハラスメントの被害を受けている方達のお話を伺うと、ご自身では被害を受けていることに気付かなかったという場合が、実はとても多いのです。
本や雑誌のコラムを読んだり、知人・友人から話を聞いて、「まさにうちの夫のことだ!」と、自分が被害者であることに初めて気づく方が多いようです。
モラルハラスメントの特徴
1.自己顕示欲が高い
モラハラ夫は、周りから自分がどう見られているかをとても気にする傾向にあります。プライドが高く、「仕事ができる」「才能がある」「優秀である」と見られたいと思っています。実際には、世間で「エリート」と呼ばれる人が、モラルハラスメントの加害者になっているケースが多く見られます。
実際、モラハラをおこなう夫は、職場ではそれなりの地位にあることが多いです。
2.自分の非を認めない
モラハラ夫の特徴として、何か問題が起こった場合、自分の非を認めません。
自分が浮気をしたとしても、「浮気させるようなお前が悪い」というように、相手のせいにしたり、何か問題が起きた際には、「俺のおかげで飯が食えているんだろう!」などと、話をすりかえる傾向があります。
さらには、自分が常に正しいとアピールします。
何かトラブルが発生した際には、「だからあのときに注意しただろ!」などと全てを妻のせいにします。
酷いケースでは、過去にそのような発言はなかったにもかかわらず、「こう言ったはずだ」と真剣に思い込んで、すべてを妻のせいにします。
夫婦間のトラブルにしろ、お子さんの問題にしても、実際には誰のせいでもないトラブルというのはよくあることです。
しかし、モラハラ夫はすべてを妻のせいにしなければ気が済まないのです。
3.突然怒りだすことがある
突然、怒りだすことも、モラハラ夫の特徴です。そうすることで、自分が妻に対して優位に立とうとします。
定期的に怒ることで、夫婦関係に上下関係をつけたいのです。妻がテレビをみているだけで「うるさい、テレビを消せ」「ダラダラするな」などと、急に怒り出したりします。
モラハラ夫は、会社やご近所での振る舞いは良いのですが、自動車を運転中に、他の車を煽ったり、罵ったりするということが多いという話も聞きます。
どこにキレるスイッチがあるのか分からないということで、結局、妻や家族は、夫に対して何も言わないようになり(言えなくなり)、ますます夫のモラハラが酷くなるという悪循環に陥ります。
モラルハラスメントは外部からはわかりにくい
モラルハラスメントは、家族内という人間関係の中で行われるため、周囲には気付かれにくいのが一般的です。また、見た目はとても穏やかな人である場合が多く、対外的には「いい夫」を演じているので、周囲にはなかなか理解してもらえないこともあります。
我慢せずにまずご相談ください
モラルハラスメントの被害者の方の多くは、「私が間違っている」、「私が悪い」と思って我慢しています。
まずは、自分が被害者だということに気付くことが重要です。
我慢していると、モラルハラスメントはどんどんエスカレートしていきます。
しかも、モラルハラスメントが治る可能性は、とても低いのが現状です。
当事務所には、モラルハラスメントで悩まれている多くの方がご相談に来られます。
一人で悩まずに、まずはご相談下さい。